【後編】質問力、Lineの返し方|カラテカ・入江慎也流、ビジネスに繋がる人脈を広げる秘訣 セミナーレポート
会社で人脈が広がるGMO
Gがゴルフ、Mが麻雀、Oがお姉ちゃんです。仕事ができなくても、女の子を呼べる人は上司から好かれます。僕も麻雀と女の子は頑張っています。吉本の先輩は麻雀が好きな人が多いので、売れていなくても1年目で雨上がりさんと麻雀ができました。
また、上司の誕生日を覚えるということも大事ですね。お得意先の方だけでもいいと思うので、誕生日であれば、年に1回連絡ができるというわけです。そもそも年齢を重ねるごとに自分で“今日、誕生日なんだ”って言いづらくなりますから、こっちから「誕生日おめでとうございます」って言うことが大切なんです。
僕は芸人さんの誕生日を千人以上覚えていて、0時2分におめでとうメールを必ず送るようにしています。なぜ2分かと言えば、その2分はその方の家族や恋人のために取っておいてあるんですよ。それでも“妻より先に入江が連絡してきた”と怒られることも多いんですが(笑)。誕生日を覚えるコツとしては語呂合わせで覚えること。たとえばガレッジセールのゴリさんは、5月22日生まれなんですが、ゴリラに似ている兄さんで覚えています(笑)。その人のキャラクターで語呂合わせすれば覚えていきますからね。
あと、誕生日プレゼントって何をあげていいのかわからなくないですか?まずは男性にあげる場合、僕がいつもやっていることなんですが、自分では買わないものをプレゼントします。4、5千円のボクサーパンツをあげているんです。そうすれば、履くときに、その人の顔を思い出しながら履いてくれているんですよ(笑)。大体サイズもSMLなんで、間違わないわけです。
女性の場合は5千円くらいのお風呂グッズをあげています。化粧品とかになると、肌に合わないとかありますが、お風呂グッズだとなくなるものだし、喜んでもらえます。あとはルームフレグランスもいいですね。
もうちょっと工夫したいのなら、賭けですが、マンガ大賞のこの漫画がすごいというのがあるんですが、それの一巻を全てあげるんです。これ結構盛り上げるんですよ。もらったら読むんですよね。自分がおすすめの漫画でもいいんですが、一巻ずつをプレゼントするのもいいと思います。
社長さんの場合は、似顔絵をあげてください。社長は自分のことが大好きなんですよ。だから、僕の場合は漫画家さんに頼んで似顔絵を書いてもらっています。社長さんだと大抵のものは自分で買えますから、手間暇かけたプレゼントがうれしいんでしょうね。
最後に社長の家に呼ばれたパーティーなんかの手土産には、ハーゲンダッツのアイスクリームがおすすめです。10種類くらい買っていくんですよ。そうすると、喜んでもらえて「こんな味あるんだ!」といった雑談が生まれるんです。ちなみに、この間、僕の家で新年会やったら、後輩全員がハーゲンダッツを買ってきました(笑)。
人見知りして困ったときの会話の突破口について
20代の人と仕事で会ったときは、スマートフォンの話をします。“iPhone6?”とか“スマートフォンってどう?”って聞くんです。そうすると、20代の人は目をキラキラさせながら話してきます。大体5分持ちますよ。続いて30代の人ですが、僕は毎回“地元どこですか?”と聞いています。30代になると仕事も落ち着いてきて、自分の地元のために何とかしてあげたいという気持ちが強くなってくるんです。だから地元どこですか?と聞くことで、地元が近かったりすると、急に距離が縮まります。
30代以上の方の場合は、何を話していいかわからないことが多いと思うのですが“人間ドック、最近行っていますか?”と聞くことにしています。40代以上になると目標が健康なんです。僕の場合は、師匠となんて何話したらいいかわからないじゃないですか。そのときに人間ドックの話をしたことがあったんですが、40分以上話されて…(笑)。年配の方との会話に困ったときは、健康の話をぜひしてみてください。
UNIQLOとadidasを身に付けるのは、上司から好かれるコツ
仕事ができる人は、飲み会の幹事がすごく得意なんです。UNIQLOを身に付けることです。UNIQLOのUはウコンの力ですね。NIは二次会会場ですね。一次会が終わったときには、二次会の会場をすでに予約しているといいですね。Qはクーポン券ですね、お店の料金が安くなるから。LOは路線図ですね、終電の時間を把握しておくことです。UNIQLOさえ把握していれば、優秀な飲み会の幹事になれます。あともう一つは、adidasを身につけること。aはAU、dはドコモ、iはiPhoneで、すべて充電器の頭文字です。何でDSも入っているかと言えば、吉本の先輩でDSを持っている人が多かったんです。adiだけでもいいんで、みなさんぜひやってみてください。意外と重宝されますよ。
続いてLineについてですが、上司からきたメールを返すときは、僕は相手から来たメールのプラス5行増しで送っています。「〇月〇日どうですか?」と言う問いに対して、2~3行足して返すということが“こいつ人のことをよく考えているな”と思われるコツなんですね。あと、メールとかLineは僕発信で終わるようにしています。
Lineのスタンプについてですが、無料スタンプよりも有料スタンプを送ることで、ちょっとだけ相手との距離が縮まります。僕もゴルゴ13のスタンプをすごい堅物の先輩から送られて、すごくその先輩のことが好きになったことがありました。
あと、先輩から「今日の夜、何している?」と聞かれることがあると思うんですが「何かある感じでしょうか?」と質問返ししてくる後輩がいて、ちょっとイラっとしてしまうことがあります。言われたことに質問返しをしないということを心がけてほしいです。その方が先輩に無駄な時間を使わせなくて済みますから。
メールとlineは返信のスピード、自分発信で終わることで信用度や人脈が変わると思うので、みなさんも意識してみてくださいね。
やろうと思っている、やるの間には大きな川が流れている
小平市のゆるキャラ、クロコダイラというのがいるんですが、実は僕がプロデュースしたんですね。それをやろうかと思って悩んでいるときに、放送作家の鈴木おさむさんに「やろうとしたと、やったとの間には半端なく大きな川が流れているんだからな。お前やらなかったらクソだからな」と言われてやることにしたんです。
みなさんもこれやろうと思っていることがあったら、すぐにやった方がいいと思います。クロコダイラもスマスマで取り上げられて、小平市が盛り上がりました。スマップが小平市に来ることなんて、なかなかないじゃないですか(笑)。それはとても良かったと思っていますね。
また、会社でもね、社長にはまろうとする人いると思うんですが、社長にはまらないでください。ビジネスの鉄則なのですが、ナンバー2にはまることで、社長に繋がっていますから。近くにいる人を大切にできない人は、絶対に上にいけないと思います。恋愛も一緒でこの女の子と口説きたいと思っているのなら、その人の親友を大事にしてください。そうすれば、その親友はあなたの恋を応援してくれますからね。ナンバー2を大切にする、ぜひやってみてください。
最後に魔法の言葉を紹介します。まずは上司が喜ぶ言葉ですが「僕から先輩誘ったのはじめてなんですよ」と言うと「ほんまか?」と嬉しそうにされます。上司というのは“はじめて”という言葉に弱いんです。これはみなさん活用してみてください。あと“ストイック”という言葉にも弱いです。先輩や上司はずっとストイックに生きてきたから、今のポジションがありますから「先輩は本当にストイックですね」とさり気なく言ってみてください。
後輩に対しては「力貸してくれない?」ということですね。その方が、後輩はもっと頑張ろうと思ってくれるんですよ。逆に怒るときは「お前らしくないな」と言うこと。認めてもらったうえで怒られている感じがするので、後輩も“自分らしくなかったな”と反省するんです。
まとめ
カラテカ入江さんの人脈を広げる秘訣はいかがでしたか?初対面の相手だと、どうしても遠慮が生じて、積極的に質問をしたり、連絡先を交換してくださいとは言い出しにくいもの。しかし、初対面だからこそ、相手を知りたい、自分を知ってもらいたい、という気持ちに正直になって行動を起こすべきです。その気持ちが人脈を作るうえで、大きな原動力となるでしょう。