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ワイルドさを微塵も感じない。ただ「かわいい」だけの男が増加したワケ

この記事の担当 木下 あやみ このライターの記事一覧を見る

ただ“かわいい”だけの男性の魅力がわからないのは筆者だけでしょうか?おそらくスポーツとは無縁な華奢な長い手足に、眉毛を整えた目だけが異様に大きな顔、体毛を女性並に脱毛している男性、若い世代では増えているそうです。美意識を持つことは良いことだと思うのですが、外見が女性と変わらない男性って、本当に魅力的なのか…。正直、疑問です。今回は、そんな“かわいい”だけの男が増加している理由について考察してみました。
 

男性が権威をふるえなくなった

ご存知の通り、日本はまだまだ女性の社会進出が上手くいっていません。そのことは、国会議員や管理職の女性の数をカウントすれば一目瞭然でしょう。しかし、度重なる増税や賃金の低下、社会不安から女性も働かざるおえなくなっているのです。そうなると、男性は家庭でも社会でも権威をふるえなくなります。それは女性の社会進出という観点からすれば、決して悪いことではないのですが、その弊害?として女性化した男性が増加したのではないかと思うのです。

社会で働き続ける女性は、男性社会に溶け込まなければならず、必然的にオス化していきます。すると、人は自分にないものを異性に求めますから、女性っぽい男性を求めるようになるのです。その女性の需要に伴い誕生したのが、女性化した男性なのではないでしょうか。

母親と子どもの時間が長すぎる

親離れしていない子ども、子離れしていない親の多さに、驚かされることは少なくありません。二十歳を超えても、親が息子の面倒を見続けていることの異常性にそろそろ気づいた方がいいと思うのは、筆者だけでしょうか?

これは、父性の影響をほとんど受けていない男性が多い現実が如実に表れていると思うのです。少し前の子育て世代は“24時間戦えますか?ビジネスマン~♪”というリゲインのコマーシャルが流れていたほど、家庭を持つ男性は仕事に生きざるおえなった世代…。その結果、母親は父親不在のまま子育てしなければいけなくなり、父性の影響をほとんど受けなかった子どもたちが増えてしまったのでしょう。これも男性が女性化している原因のひとつかもしれません。

ネットの普及とコミュ二ケーションの多様化

ネットが普及して、スマホの所有率も高まっている昨今。家から一歩も出なくても、気楽に人とコミュニケーションが取れるようになりました。ですが、このお手軽さこそが、男性が生まれ持った狩猟本能を鈍くしている原因となっているような気がします。無料アプリなどを利用すれば、簡単に女性と連絡が取れるってことは、男性は女性を口説く際、何も投資する必要がなくなっているのです。

これは由々しき事態。男性が女性化してくのも無理ありません。狩猟本能に火をつける材料が、ほとんどなくなっているのですから…。このままいくと、女性化した男性はさらに増え続けるでしょうね。

まとめ

いかがでしたか?女性化した男性も観賞用としては悪くはないのですが、いざ付き合うとなると頼りなく、物足りなさを感じてしまいがちです。男性性を感じない男性と一緒にいても、同性の友達と一緒にいるのと同じ感覚になってきて、いつか飽きてしまいますからね。

未来に目を向けたとき、男性本来の役割、女性本来の役割にもう少し目を向ける必要があるような気がします。このままいくと、男女逆転するようなとんでもない時代がくることも考えられますから…。

この記事の担当

木下 あやみ / Kishita Ayami
このライターの記事一覧を見る都内在住のフリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、現在はフリーライターとしてコラム執筆、ライティングを複数のWEBサイトで行う。