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こんなにも豊かなのになぜ?日本人の幸福度が右肩さがりな理由

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日本人の貧困化を取り上げたニュースを目にする機会が増えてきたけど、それでも世界的にみたら、日本はまだまだ豊か。毎日、豪遊するような贅沢な生活を夢見ない限り、そこそこ満足のいく生活を送ることだってできると思うの。けど、日本人の幸福度は右肩下がりって聞くわ。これってどういうことなのかしら?私なりに考えたことを書いていくわね。

情報が溢れすぎている

日々、目にする情報はどんどん増えてきているわね。10年前と今と比較すれば一目瞭然よ。電車に乗ると、多くの人がスマホを見ていて、何かしらの情報に触れているの。満員電車と車内広告だけでもお腹イッパイになるのに、さらにスマホで情報を見ているような世の中だから、情報に汚染されていると言っても過言じゃないわ。いつでも情報を気楽に得られるようになったぶん、情報をインプットすることに対するストレスは計り知れないわね。スマホをなくしたことで、幸福感を得られた、なんて人の話を聞くと、情報過多は幸福感が得にくくなる原因のひとつになっていると思わずにいられないわよ。

人との濃すぎるつながり

人間ってひとりの時間も必要なものなのよ。孤独と向き合うことで、得られるものって、とても大きいの。それは精神的な強さだったり、ひとりでも生きられる自信だったりするわ。でも、現代はSNSなどでいつでも誰かとつながっているのよね。この状態じゃあ、ストレスを感じないはずないわ。常に放っておいてもらえないもの。人と距離を置き、本格的にひとりになれる“圏外旅行”っていうのが流行っているのをご存知?電波が届かない場所にあえて旅行に行き、完全にひとりになる旅行よ。こんなのが流行っていること自体、よくよく考えてみれば異常よね。そこまで強迫観念に駆られたようにSNSで何重にも人とつながる意味ってあるのかしら?人との濃すぎるつながりをやめれば、幸福度が増していくって、心のどこかでわかっている人も多いのにね。

未来への不安

少子高齢化が進み“この国はどうなるのかしら?”と思わずにいられないわよね。何とかして自分の未来を守るために、今からアレコレ対策している人も少なくないわ。それは悪いことではないんだけど、未来に対する不安ばかり考えていると、幸福感なんてまったく味わえなくなるの。今を大事に生きられなくなってしまうのよね。“何とかなるさ”とある程度、気楽に考えないと、しまいには自分の未来をより良くするための発想さえ、思い浮かばなくなっちゃうわよ。これは由々しき事態。未来に明るいイメージを描けないのなら、せめて今この瞬間にだけ目を向けて精一杯生きた方がいいわ。きっと、幸福感を抱ける瞬間が増えていくから。

まとめ

幸福度を上げるって、難しそうに思えるけど、じつは簡単なことだと思うの。だって、自分で“幸せ”だと感じる瞬間を増やしていけばいいんだから。たとえば、家の観葉植物の成長を“幸せだな”って感じるようなプチ幸福感を積み重ねていけば、幸せに敏感な人になれるんじゃないかしら?そういう人が世の中に増えていけば、日本人全体の幸福度が高まり、この国に素晴らしい未来が訪れる可能性も大だと思うわ。すべては自分の意識を変えることから始まるんじゃないかしらね。

この記事の担当

ニッチョメちゃん / Nittyome Chan
このライターの記事一覧を見るアラサー女性の目線でぶった斬る毒舌恋愛ネタを得意とする都内在住のコラムニスト。ゲイ友達が多く、新宿二丁目での出没率の高さから、周囲からオカマ扱いされている。